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ブレラン

ブレードランナー【人気のヒミツ】
ABOUT BLADE RUNNER

パンチラ

惜しい!見えそで見えないレイチェルのパンチラ。

股責め

かなり役得のハリソン・フォード3態。うらやましい。

【早わかりデータ表】
80年代度 スピナー度 レイチェル度 総合ネクサス指数
100%
100%
100%
レイチェルの電話番号と同じだけ%

ストーリー
小汚い未来で、元警官のアンドロイド・キラーが活躍する。最後はアンドロイド美女とめでたくゴールイン。

実はこういうコトなんじゃないのか
 80年代、というかバブル期を通して、オタクのみならず一般人まで(もちろん一般人は大分おそくなってからだが)を魅了した映画、『ブレードランナー』。デッドテックなカフェバーに入れば、決まってモニタに映っていた『ブレードランナー』(あ、あとよくかかっていたのは『コヤニスカッティ』です)。オタクな知識を持っているのがカッコイイとされ、未発売のサントラを求めて右往左往した『ブレードランナー』。
 大著「メイキング・オブ・ブレードランナー」も出版され、もはや誰も疑わないSF映画の古典となった『ブレードランナー』については今さら映画紹介でもないので、1980年代前半のいい加減なムードの中で、なぜ『ブレードランナー』が人々を夢中にさせたのか、について書いてみることにする。あ、先に断っとくけど、筆者は『ブレードランナー』大好きですよ当然。以下に書くようなことを乗り越えて、本当に好きだと言えるようになった自分におこづかいをあげたい。特に完全版。

 私が初めて『ブレードランナー』を見たのは海賊版ビデオでだ。洋画の海賊版をやたら持ってる先輩の家で見た。そのころ「スターログ」とかにドップリだった私の中では『ブレードランナー』は既に傑作確定済だったので、やたら興奮したのを覚えている。で、ワケ知り顔にオープニングで「うおおお、このダークな画面カッチョイイ!」とか言ったら「イヤ、それは画質が悪いんだけどな」とアッサリ返されて恥をかいた。内容的にはスチールとかで知ってる場面ばっかだったので(イヤな子供だ)、ああ動くとこうなんだな〜、とか、レイチェル美人だな〜とか、ゾラの使ってるドライヤーは一瞬で乾くから便利だな〜とか思っていた程度。やっぱし中坊にはシブすぎる映画だったのだ。でもシブいのがわかる方がエライ、と思ってたので、友達とかには「『ブレードランナー』見たことないの〜?え〜?」とか「あのシブさがいいのだ」とか言っていた。つくづくイヤな子供である。でもまあ、二番館で『ブレードランナー』やってるときは必ず足を運ぶようにしていた。

 が、ここにまず第一の問題点があるのではないだろうか。というのも、大多数の人は評価が定まってから『ブレードランナー』に出会う。傑作!とかシブい!とかいうホメ言葉、あるいはリドリー・スコットに関するうんちくとかを一切排除した状態で、素の『ブレードランナー』に出会えた幸運な人がいったい何人いるというのか。だからこれが第一の踏み絵。あらかじめ文句が言えない映画の一本として、『ブレードランナー』はやってきた。

 実際に『ブレードランナー』は何がイイ映画なのか、といわれて即答するのは難しい。よく言われるポイントは次のふたつ。

リアルな近未来を徹底的に描いているからイイ。
ガキ向けのこけおどしじゃないオトナのドラマがあるからイイ。

 ここで「それってブレ・ランだけの特権じゃないんじゃないの?」という疑問を持つひとは当時少なかった。というのも、一部のオタク(まだマニアといわれていた)以外は、まともにSF映画なんか全然見たコトなかったからだ。『スター・ウォーズ』があったとはいえ、SFとかホラーとかはまだまだキワモノだったと言ってもいい。だからこういう無神経な話が出てくるわけだが、『ブレードランナー』以前にだって、「リアルな近未来」も「オトナのSF」もちゃんとあったのだ。『2001年』についても同様のことがよく言われるし、不注意な評論家とかは今でも平気でこういうことをヌカしたりする。この際だからハッキリ言っておくが、なめとんか!恋愛映画だって人間ドラマだって、チャチい映画もこけおどしの映画もウンザリするほどあるじゃねえか! SFにだってしっかりした映画も、オトナのドラマもちゃ〜んとあるんだよ! 勉強して出直して来い! バカ野郎! 興奮しすぎか。
 何でじゃあ『ブレードランナー』は、そういうアホンダラ共でさえ「オトナの」とか「リアル」とかいってもてはやしたのか。

 誰も言わないからあえて言うが、それは『ブレードランナー』が「ナンパ映画」だったからだ!

 想像してみてほしい。オッパイとかメカとかモンスターとか、そういうものに興味のない(非オタク)人は、映画の何を見ているのだろうか。演技?ブー。カメラワーク?ブー。彼らが見ているのはファッションなのだ! スーツとかドレスとか、クルマとかインテリアとか、とにかくファッションである。で、『ブレードランナー』は実にファッショナブルな映画だった。それまでのSF映画は考証を頑張ったり、想像力をうなるほど働かせたりした結果、パッと見る限りは現代のファッションと相入れないインテリアと服装を数多く生み出してきていた。いかにリクツに合った衣装やセットであっても、この「パッと見」「SF」というのは大きなハンディであった。ストーリーなんか見ちゃいない連中が、「な〜んだ、ばかばかしい」とか「所詮作りもんだからなあ」とか罵倒するのは、つまりファッションしか見ていないからなのである。ところが『ブレードランナー』は違った。メビウスのデザインによる衣装も、シド・ミードによるメカも、今あるファッションに手を加えた程度のきわめてSFらしくない(反論は覚悟の上だ!)ものだったのだ。これは『ブレードランナー』全般を貫くセンスだと思う(余談になるが、やはり衣装が手抜きの『エイリアン』はなぜファッション人にウケなかったかというと、登場人物が労務者だからである)。

 「ナンパ映画」はしかし、ファッション性だけで成り立つものではない。では残りはなんだろうか。
『ブレードランナー』のストーリーは、レプリカントと生命倫理に関する部分をスッ飛ばして見る限り、「孤独なダメ男が美女と出会って恋に落ちる」というふうに要約できると思うが、これはいわゆるロマンチック映画(って何だ)そのものである。しかもそのダメ男がハリソン・フォードでねえちゃんが発狂する前のショーン・ヤング。虚無的な一匹狼の心のカギを開ける謎の美女。ああやれやれ。このストーリーとファッション性が合体して、『ブレードランナー』は「ナンパ映画」の名作となったのではないだろうか。そんでバブルな時代の気分ともマッチしたというわけ。で、みんなこぞって口かたっぽひん曲げ笑いとか、酒場から電話で呼び出しとか、「愛してると言え!」とかマネしだした(してないか)。
 なんか出だしが大袈裟なわりには尻すぼみの結論になってしまったような気もするが、『ブレードランナー』について、こういう意見を目にしたことがなかったので書いてみた。どうだろ。

おまけ/『ブレードランナー』でカッチョイイと思うポイント20発!罪
『シャイニング』のバーテン(セリフが一行も覚えられないというジョー・ターケル)が出てて、しかもエンディングも『シャイニング』から借りたところ
プリスのガーターベルトとルーズソックス。あとスケスケレオタード。
JFセバスチャンのクルマに激突するプリス。スゲエ痛そう。
ゾラのおっぱい。
タフィ・ルイスが酒おごってくれるところ。
何度みても覚えられないレイチェルの電話番号。
フォークト・カンプフだかヴォイト・カンプだかいう機械。
レイチェルへのクイズの最後「……食事の最後に出るのはゆでた犬
タイレルの顔面圧搾シーンと目玉に指突っ込むところ。
警察署の中が駅にしか見えないところ。
ビデオを止めるとレオンのおでこから傷口の上の皮をひっぱるヒモが見えるところ。
最初のアラン・ラッド・カンパニーのロゴ。
ガフのメチャクチャ言語。
ロイの頭突き。
しつこく聞こえる「なんかヘンなモンもってったぜ」
ハーレー・クリシュナ教徒が21世紀でも健在なところ。
「好きだと言え」「キスしてと言え」「ヤッてと言え」
使い回し看板。(YUKONとかNUYOKとか)
チンタオをふるまう酒屋の片目おばさん。
……まだまだあるけどまた今度。

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